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日中国交正常化50周年84円切手とは?

ここで紹介するのは「日中国交正常化50周年 84円 2種」です。

2022年9月29日に発行された特殊切手で、両国の国交を象徴するパンダと日本と中国、それぞれの国を象徴する花(サクラと牡丹)が描かれています。

目次

日中国交正常化50周年84円切手とは
どんな切手?

日中国交正常化50周年84円切手

日中国交正常化50周年84円切手の種類は2種で、これを5枚ずつまとめたシート切手として発売され、700万枚(70万シート)発行されました。なお、こちらはシート単位での販売となっているため、バラ売りなどは行われていません。

ちなみに日本では10年ごとの節目となる年に日中国交正常化記念切手を発行しています。

1982年の10周年記念には「梅と扶桑」「雲中天壇」の2種を、1992年の20周年記念には「色絵月梅図茶壷」と「唐三彩龍耳瓶」、2002年の30周年記念には「紫藤花」「源遠流長」、2012年の40周年記念には「サクラとボタン」を発行しています。

なお、今回の50周年については中国でも発行が検討されたようですが、残念ながら実現することはありませんでした。中国が国交正常化を祝う切手を発行したのは1992年の国交正常化20周年が最後だといわれており、このときは「」と「万里の長城」が図案に採用されました。

日中国交正常化50周年84円切手の特徴

日中国交正常化50周年84円切手

お伝えしたように、日本では日中国交正常化を祝う切手を、節目となる年の9月に発行しています。

そんな中、記念すべき50周年切手は中国と日本の国交の象徴でもあるパンダが描かれました。デザインは2種類で、2頭のパンダが笹の葉を食べている様子と、親子とみられるパンダ3頭がじゃれ合っている様子が描かれています。

愛くるしいパンダの姿を描いたのは、切手デザイナーの玉木明氏です。日本に8人しかいない切手デザイナーのひとりである玉木氏は『東日本大震災寄附金付切手』などのデザインも担当したデザイナーとして知られています。

ポップな可愛さに寄せ過ぎず、水墨画のようなタッチで描かれたパンダたちの表情はとても優しく生き生きとしており、『日中国交正常化50周年切手』は大勢のパンダファンからも高い評価を得ています。

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