東京切手展記念切手とは?
東京切手展記念切手は、1947年に発行された記念切手です。名称通り、東京切手展というイベントの開催を記念して作られた切手で、奈良県の法隆寺が描かれたものとなっています。こちらは記念品として作られたためか、バラ切手での販売は行われませんでした。1シート15枚の構成で、横に長い形状であるという特徴を持ちます。
東京切手展記念切手の歴史
東京切手展(正式名称は「郵便切手を知る展覧会」)は、1947年に東京・日本橋で開催されました。開催は1週間のみだったにもかかわらず、来場者数は26万人を達成。この記録的な数字を記念して、東京切手展記念切手が制作されることになりました。
なお、開催地は東京でしたが、デザインに選ばれたのは奈良県の法隆寺五重塔でした。
これは、「普通切手の法隆寺が人気だったから」という理由で選ばれたといわれており、特定の地域の歴史的建築物が記念切手の小型シートとして採用されたのは初めてのことだったといいます。
東京切手展記念切手の種類
前述のようにデザインは1種のみとなっていますが、シートの左端には「郵便切手を知る展覧会記念」と文字が書かれ、文字の周りを葉で縁取ったデザインが印刷されています。
デザインのもとになった普通切手の「法隆寺五重塔」は額面が30銭で紺色の単色刷りしたが、この記念切手のほうは額面が20銭で、色は黄緑色に変更されています。
ちなみに、この切手は横長の仕様であることから、切手コレクターからは「うなぎ」という愛称で親しまれています。また1940年代の切手の中では比較的高い価値を持つのが特徴で、状態の良いものであれば高価買取も期待できます。
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