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長野平和博覧会記念切手とは?

長野平和博覧会記念切手は、1949年に発行された記念切手です。

額面は16円で、長野県の穂高岳を描いたデザイン。オリジナルデザインではなく、当時使用されていた外信用の切手のデザインを流用したものとなっています。

目次

長野平和博覧会記念切手の歴史

長野平和博覧会記念切手

1949年、長野県の仏教寺院・善光寺が戦後では初となる御開帳を行うことになりました。

善光寺には552年に日本に伝来し、644年に善光寺に収められたとされるご本尊「一光三尊阿弥陀如来」がありますが、秘仏として人前には出さないことになっていました。

寺に設置されているのは精巧なレプリカですが、それも7年に1回の御開帳でしか見ることはできないものとなっていました。

戦時中、長引く混乱の中で7年に1回の御開帳は行われていませんでしたが、1949年にようやく戦後初となる御開帳を迎えることになったのでした。

そのタイミングに合わせて、長野県では長野平和博覧会を開催。日本中から多くの人が集まった一大イベントとして盛り上がり、長野の復興に寄与しました。

そんな博覧会の開催を記念して発行されたのが、長野平和博覧会記念切手です。

長野平和博覧会記念切手の種類

長野平和博覧会記念切手

長野平和博覧会記念切手は、額面16円の1種類のみ。深みのある青の単色刷りで、長野県にそびえる穂高岳の荘厳な風景が描かれたデザインになっています。

切手の左下には、額面を示す「1600(00に下線)」が記載されています。なお、先述の通り、この切手のデザインは当時発行されていた外信用切手を流用したものです。

ただし、従来の切手がやや淡い色合いになっているのに対して、こちらは色を変更して濃い青になっていることが違いとして挙げられます。

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